今年初戦はまさかの予選落ち。松山英樹を悩ます「微妙なブレ」 (2ページ目)

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko text by Sportiva
  • photo by Getty Images

「悪いモノもたくさん出たけど、いいモノもたくさん出せた。今後につながるラウンドだったと思います。ショットに関しては、何をやってもうまくいかなかった感じでした。ティーショットでは、フェアウェーに4回しかいっていないし......。一方で、パターはいいのが入ってくれて。3パットを2回したけど、パッティングは今までない感じで、いいフィーリングで打てていた。微妙なパーパットをたくさん残したけど、それも決め切れた。ボールの転がりがよくて、ほとんどミスもなく、パットのよさがこのスコアにつながった要因かな、と思います。このまま(パッティングは)今日のフィーリングを崩さないようにやっていきたい」

 しかし2日目は、前日には面白いように決まっていたパットが入らなかった。わずかなライン違いで、何度もカップに蹴られた。乱れていたショットはこの日も安定性を欠いたままで、初日とは一転、2バーディー、6ボギーの「76」と叩いた。結局、スコアをイーブンパーまで落として、順位も73位タイまで後退。まさかの予選落ちとなった。

「(ティーショットは)昨日よりも多少はフェアウェーにいったけど、1ホールごとに、よかったり、悪かったりの繰り返し。最後まで自信を持てずに終わってしまったので、残念に思う。パッティングに関しては、悪くなかった。悪いストロークをしているわけじゃないですし、距離感もほぼ合っていた。ラインがひと筋違ったというだけ。だから、何も気にはしていないです。

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