【木村和久連載】ゴルフの練習はどんなペースでやったらいいか (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 いろいろな事情があって、練習も、ラウンドも継続できない人がたくさんいます。そういう人向けに、最低限やるべきことを述べます。

 久々のラウンドだったら、プレー前日、あるいはその週に1回は練習しましょう。それは、ボールを打つ感覚をつかむために必要だからです。

 久しぶりにボールを打つと、ほんと信じられない球が出ます。シャンクだったり、大ダフリだったり、ず~っとスライスだったりとか。それは、自分のすごく悪い面が一番初めに出てくるからです。

 でも、多少ゴルフをやっている方なら、「出たな~、いつもの悪い癖」という按配で、10球くらいで調整し、そこそこ元に戻せます。そうして、ひとまず軽く矯正して、明日はなんとかラウンドできそうだなとわかったら、深追いせずに練習を止めて帰りましょう。打っても、せいぜい50球くらいでいいと思います。

 練習ってピークがありますから、アマチュアは次第に疲れて当たらなくなります。ほどほどがよろしいかと。

 そしてラウンド当日、ゴルフ場にドライビングレンジがあったら、ぜひ練習してください。なにしろ、プロの選手ですら、試合の朝は絶対に練習します。練習をしないでプレーするのは、自殺行為です。

 もし練習場がなかったら、仕方がないです。ショットは諦めて、アプローチやパターの練習をしてください。

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