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【ゴルフ】全米プロ19位の松山英樹が語る「メジャー制覇」

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko text by Sportiva
  • photo by Getty Images

 今季の海外最終メジャーとなる全米プロ選手権(オークヒルCC/パー70)で、松山英樹がまたも躍動した。6月の全米オープンと同じように、最終日に「66」の好スコアをマーク。トータル1アンダーで、3日目終了時の38位タイ(3オーバー)から19位タイまで順位を上げてフィニッシュした。

「昨日(3日目)が終わった時点で、トータル2アンダーがトップ10だったので、今日は(3オーバーの自分は)5つスコアを伸ばすことを目指していた。結果的には目標にひとつ足りませんでしたが、そこそこ順位を上げられたので、良かったなと思っています」

全米プロ選手権最終日、4連続バーディーを含む、6つのバーディーを奪って爆発した松山英樹。全米プロ選手権最終日、4連続バーディーを含む、6つのバーディーを奪って爆発した松山英樹。
 この結果、松山の米ツアー(PGAツアー)の賞金ランキングは、113位相当に浮上。例年125位内とされている、来季米ツアーのシード権をほぼ手中に収めた。

「(米ツアーの出場権は)できれば、先週のトーナメント(ブリヂストンインビテーショナル)で決めて、この試合はのびのびとプレイしたかった。まあでも、今回の結果で(シード確定)圏内に入ってくると思うので、ホッとしています」

 最後はそう語って笑顔を見せた松山だが、決して楽な戦いではなかった。狭いフェアウェーに、深いラフという、メジャー大会の難度の高いセッティングにかなり苦しめられた。初日は2バーディー、4ボギーの72。2オーバー、74位タイと出遅れた。

「こういう(難しい)セッティングだし、バーディーチャンスが少ないのは仕方がない。でも、6m~7mくらいの、少し長めのパットが1回も入らなかった。パッティングが決まらないせいで、思い切った攻めができなかった」

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