【女子ゴルフ】国内メジャー第1戦。凱旋・宮里藍、復活・有村智恵、新人・斉藤愛璃らが競演 (2ページ目)

  • 柳川悠二●文 text by Yanagawa Yuji
  • 小内慎司●撮影 photo by Kouchi Shinji

 アメリカ女子ツアーからは他に、宮里美香や2010年大会覇者であるモーガン・プレッセルも参戦。また、ミシェル・ウィーも初めて日本の女子ツアーに挑む(日本男子ツアーには参戦経験あり)。

 月曜日(4月30日)に来日したウィーは、銀座でショッピングをし、好物の寿司を食べて会場の茨城GCにやって来た。
「スタンフォード大学を卒業して時間に余裕ができたこともあって、今はゴルフに集中でき、110%練習している。日本の女子ツアーは初めてですけど、素晴らしいゴルフになると思います。必ずチャンスがあると思って戦いたい」

 迎え撃つ日本勢の一番手は、2週連続優勝を狙う有村だ。東北高校の先輩である宮里藍らが月曜日からコース入りして調整に励む中、水曜日(5月2日)のプロアマトーナメントから来場した。

「ケガから復帰して、ゴルフの調子が良くなってきたからこそ、一度体をとことん休めたかった。体の調子が良ければ、良いパフォーマンスができるし、何も考えなくても良いスイングができると思う。このコースは手前から攻めたり、ピンを狙ったり、いろんな選択肢を使わないといけない難コース。選択肢を間違わずに自分を信じてゴルフできるかがカギを握ると思います」

 左手首の状態が万全でないとはいえ、ショットのキレ、安定感は日本で屈指の存在である。世界のトッププレイヤーと互角に渡り合う姿は必見だ。

 宮里藍と同い年で、アマチュア時代からのライバルとなる横峯さくらは、体調不良(のどの痛み)によってプロアマトーナメントを途中棄権。メジャー大会を彩るひとりとして欠かせない存在だけに、本番までにどれだけ回復しているかが心配される。

 国内外のトップ女子プロゴルファーが集った今大会。はたして、最も美しく咲き乱れるのは誰か。

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