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FIFAがダフ屋化? 北中米ワールドカップ決勝のチケット価格は最高で137万円超! スタンドは富裕層だらけに... (3ページ目)

  • ザック・ロウィ●取材・文 text by Zach Lowy
  • 井川洋一●翻訳・構成 translation by Yoichi Igawa

【60ドルのチケットは全体の1.6%のみ】

 このFIFAの決定に世界中のファンやサポーター、元選手、そして現役選手までもが抗議すると、昨年12月中旬にFIFAは新たに"サポーターエントリーティア"という名目のチケットをカテゴリー4として販売することに決めた。こちらは本大会に出場する各代表チームの熱心なサポーターのために用意されたもので、決勝を含め、全試合の観戦チケットの価格が60ドル(約9600円)に設定されている。1月13日から日本でも販売の申し込みが始まったようなので、ご存じの読者の方もいるだろう。

 ただしその数は、スタジアムの大きさにもよるが、1試合あたり400枚から500枚ほど。出場国の協会に割り当てられたチケットが全体の8%で、そのうちの10%、つまり全体の1.6%だけなのだ。それ以外は、先に述べたような、高額なチケットだ。

 サッカーは世界中でいかなる階級の人にも愛されている。もとは労働者たちのスポーツだ。だがいかにこの競技に忠実なサポーターも、分厚い財布を持っていないかぎり、フットボール最大の祝祭に参加できなくなってしまっている。それが21世紀のサッカーの姿なのだろうか......。

※為替レートは2026年1月15日時点

(つづく)

【後編】を読む >>> 【ワールドカップ】高すぎる観戦チケットをめぐりNY市長がFIFAに抗議 日本のサポーターも給料3カ月分を投じることになるか(チケット料金表掲載)

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