検索

【FIFAワールドカップ】サッカー日本代表は苦戦必至? 北中米W杯で当たるチュニジアはアフリカ予選無失点の堅守が売り (2ページ目)

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko

【自慢の堅守】

この記事に関連する写真を見る トラベルシ監督が作り上げるチームの特徴は、予選を失点ゼロに抑えた堅守だ。4-5-1、あるいは4-4-2の守備ブロックはとにかくコンパクトさを徹底し、相手に有効なスペースを与えない。チームとしての守備の機能性が、チュニジアの鉄壁を支えている。

 その守備ブロックの中心となるのがエリス・スキリ(フランクフルト)やフェルジャニ・サッシ(アル・ガラファ)らの中盤である。なかでもスキリは、豊富な運動量による広いカバー範囲と優れたボール奪取能力で、チームの中核をなしている。

 攻撃では元マンチェスター・ユナイテッドのハンニバル・メイブリ(バーンリー)やエリアス・サード(アウクスブルク)といったタレントを擁し、自慢の堅守から鋭いカウンターを仕掛ける。

 近年、徐々に力をつけてきているチュニジアは、北中米大会で24年ぶりに日本との対戦となるグループFで、史上初のグループリーグ突破を狙う。

この記事に関連する写真を見る

著者プロフィール

  • 篠 幸彦

    篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)

    1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。

【画像】チュニジア、オランダほか FIFAワールドカップ2026出場国 フォーメーション&メンバー

2 / 2

キーワード

このページのトップに戻る