【FIFAワールドカップ】サッカー日本代表はオランダに勝てるのか タレント軍団の現状を分析 (2ページ目)
【バランスよくタレントが揃う好チーム】
この記事に関連する写真を見る 今大会のチームの大黒柱は、絶対的なリーダーであるフィルジル・ファン・ダイク(リバプール)であることは言うまでもない。世界トップクラスの対人能力と統率力によって守備ラインをまとめ上げ、予選8試合でわずか4失点という堅守を築いた。
攻撃面で軸となるのは、アンカーのフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)だ。ライアン・フラーフェンベルフ(リバプール)やタイアニ・ラインデルス(マンチェスター・シティ)らと質の高い中盤を形成し、卓越したゲームメイク能力でビルドアップの軸となり、27得点という攻撃のリズムを生み出してきた。
前線にはコーディ・ガクポ(リバプール)やドニエル・マレン(アストン・ヴィラ)、シャビ・シモンズ(トッテナム)など、スピードとテクニックを有する生きのいいタレントたちを擁している。そして頂点には予選全試合に出場し、10点を挙げたベテランのメンフィス・デパイ(コリンチャンス)が君臨する。
今大会のオランダはベテランから中堅、若手までバランスよくタレントが揃う好チーム。日本はオランダの強烈な攻撃陣を封じ、鉄壁の守りをどう切り崩していくのか。W杯においてはまだ無冠のオランイェだが、今大会で悲願の初優勝を狙う。
著者プロフィール
篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)
1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。
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