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ルイス・ディアスの移籍は堂安律ら日本人選手にも影響 各クラブの補強はどうなる? (3ページ目)

  • 西部謙司●文 text by Nishibe Kenji

【リバプールの新仕様も興味深い】

 一方、ルイス・ディアスが抜けた穴をリバプールがどう埋めるかは未知数だ。

 左はガクポがやるとして、新加入のエキティケがどれだけフィットするか。さらに移籍の目玉であるビルツがリバプールのプレースタイルに合うのかどうか。プレミアリーグ史上最高の移籍金を払って獲得したビルツを使わないことは考えられず、むしろチームがビルツ仕様で機能するかどうかが問われることになりそうである。

 ビルツの抜けたレバークーゼンはシャビ・アロンソ監督もレアル・マドリードへ去っていて、大きな変化が予想される。連鎖移籍が発生した場合、その最初のチームはプランにしたがった補強をしているが、それに続くクラブは主力放出を予想しての柔軟な対応が求められる。

 フランクフルトやレバークーゼンはある意味こうした事態の対処には慣れているはずだが、選手がオフになるこの季節こそ、フロントにとっては最も忙しく気の休まることのない時期なのかもしれない。

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著者プロフィール

  • 西部謙司

    西部謙司 (にしべ・けんじ)

    1962年、東京生まれ。サッカー専門誌「ストライカー」の編集記者を経て2002年からフリーランスに。「戦術リストランテ」「Jリーグ新戦術レポート」などシリーズ化している著作のほか、「サッカー 止める蹴る解剖図鑑」(風間八宏著)などの構成も手掛ける。ジェフユナイテッド千葉を追った「犬の生活」、「Jリーグ戦術ラボ」のWEB連載を継続中。

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