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チャンピオンズリーグ決勝の行方をインテルのサネッティ副会長に聞く いま注目する日本人選手は? (3ページ目)

  • セルヒオ・レビンスキー●取材・文 text by Sergio Levinsky
  • 井川洋一●翻訳 translation by Igawa Yoichi

【今、注目している日本人選手は?】

――近年、そんなトップレベルにも日本人選手が増えてきています。長友佑都選手とプレーした経験もあるあなたは、日本人選手にどんな印象を持っていますか?

「まさに近年、日本のフットボールが充実の一途を辿っているように感じています。全体的なレベルの高まりは、長足の進歩と言えるものですね。直近の2022年W杯では、ドイツとスペインを破って世界中にサプライズを提供しました。今では、欧州のトップクラブでプレーする日本人選手も増えているし、誰もが周囲に完璧なプロフェッショナルと認められている。今後もW杯で日本と対戦して苦しむ強豪は、後を絶たないはずです」

――サネッティ副会長が個人的に注目している日本人選手はいますか?

「ブライトンのミトマ(三笘薫)は大好きです。あのドリブルは、本当に惚れ惚れしますね。それからレアル・ソシエダのクボ(久保建英)にも、ずっと注目しています。彼は少年時代からとてつもなく大きな期待を背負い、着実に成長を遂げている。今季はソシエダで孤軍奮闘しているような印象を受けました。

 私の現役時代で言えば、ユウト(長友)はもちろん、ナカタ(中田英寿)も輝いていました。私が実際に見た日本人選手では、彼が一番だったと思う。それからナカムラ(中村俊輔)の凄まじいフリーキックは覚えていますし、日本のパイオニア、ミウラ(三浦知良)のことも忘れていません」
(おわり)

ハビエル・サネッティ 
Javier Zanetti/1973年8月10日生まれ。アルゼンチン・ブエノスアイレス出身。タジェレス、バンフィエルドを経て1995年にインテルに移籍。2014年まで19シーズンも在籍しセリエA615試合出場の鉄人。主に右サイドバックや中盤でプレーし、数々のタイトル獲得に貢献した。アルゼンチン代表でも長くプレーし、国際Aマッチ143試合出場。2014年の現役引退後、現在はインテルの副会長を務めている。

セルヒオ・レビンスキー 
Sergio Levinsky/アルゼンチン出身。ブエノスアイレス大学社会科学学部を卒業。バルセロナ大学でスポーツ社会学の博士号も取得。1982年より記者として活動を始め、ワールドカップは1986年メキシコW杯よりすべての大会を取材。アルゼンチン国内の各種メディアで活動するほか、ヨーロッパのスポーツメディアや日本のメディアにも記事を寄稿している。

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著者プロフィール

  • 井川洋一

    井川洋一 (いがわ・よういち)

    スポーツライター、編集者、翻訳者、コーディネーター。学生時代にニューヨークで写真を学び、現地の情報誌でキャリアを歩み始める。帰国後、『サッカーダイジェスト』で記者兼編集者を務める間に英『PA Sport』通信から誘われ、香港へ転職。『UEFA.com日本語版』の編集責任者を7年間務めた。欧州や南米、アフリカなど世界中に幅広いネットワークを持ち、現在は様々なメディアに寄稿する。1978年、福岡県生まれ。

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