サッカー日本代表に立ちはだかる壁は「強豪国」だけではない。W杯での真のライバルは? (2ページ目)
【成長著しい国の代表格、ノルウェー】
この調べでは、ブラジル、アルゼンチンに代表される、自国のクラブがひとつも参加していない国が不利になることは否めないので、自国以外のクラブでプレーした選手に限ったランキングも以下のとおり示してみた。
1位/フランス(24人)2位/ブラジル(21人)、3位/イングランド(17人)、4位/アルゼンチン(16人)、5位/オランダ(13人)、6位/スペイン(11人)、7位/ポルトガル、ベルギー(9人)、9位/ノルウェー(8人)、10位/ドイツ、ポーランド、スイス、アメリカ(6人)、14位/オーストリア、モロッコ、トルコ、イタリア(5人)、18位/スウェーデン、アルジェリア、クロアチア、ウクライナ、ウルグアイ(4人)、23位/日本、韓国、エクアドル、ナイジェリア、ギリシャ、デンマーク(3人)。
日本は3人。エクアドル、韓国、デンマーク、ナイジェリア、ギリシャと同数で、23位グループを形成する。この数で「W杯優勝」を口にされても、聞かされているこちらが恥ずかしくなるばかりだ。
そのひとつ上の4人のグループ(18位タイ)は、アルジェリア、ウクライナ、ウルグアイ、クロアチア、スウェーデンの5カ国になるが、このあたりに勝利する確率を高めないと、ベスト8にさえ届かない。優勝候補が前述の6チームだとすれば、ベスト8の残りは2枠だ。そこに滑り込むことさえ容易ではない。それでも優勝だと言う森保監督は、やはり夢を見ていると考えるのが自然である。
そして、現時点で日本より強そうに見えるチームはまだまだ存在する。
その筆頭格がCL16強に進出したチームで8人がプレーしているノルウェーだ。アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)、マルティン・ウーデゴール(アーセナル)の2枚看板に加え、ドルトムントで左右どちらのサイドバック(SB)も務めるユリアン・リエルソン、ベンフィカの右サイドを固めるフレデリク・アウルスネス、アトレティコ・マドリードのストライカー、アレクサンデル・セルロートなど、実力者が並ぶ。
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