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プレミアリーグでブラジル人選手が年々増加して巨大勢力に 最初の選手は誰だった? (4ページ目)

  • 粕谷秀樹●取材・文 text by Kasuya Hideki

【プレミアリーグ発足時はゼロ】

 1995年8月にコベントリーが契約したイサイアスを皮切りに、今冬の市場でパルメイラスからマンチェスター・Cに移籍したヴィトール・レイスまで、プレミアリーグにチャレンジしたブラジル人は延べ132名に及んでいる。

 スコットランド(264名)、アイルランド(258名)、フランス(254名)、スペイン(185名)、ウェールズ(173名)、オランダ(170名)に次いでトップ7だ。プレミアリーグ発足当時にはひとりもいなかったのだから、飛躍的な向上だ。

 今シーズンの占有率も、リーグ2位の9.1%(33名)。上にはイングランドの32.7%(176名)しかいない。3位フランスは28名で6.2%、4位スペインが26名で5.7%。今やブラジル人はプレミアリーグに必要不可欠な存在だ。

 今夏も多くの選手がプレミアリーグにチャレンジするだろう。アタランタのMFエデルソンとユベントスのDFブレーメルは、チェルシー、アーセナル、マンチェスター・Cと長くリンクされ、次の夏こそ移籍実現との噂も聞こえてきた。

 楽しみがまた増える。

著者プロフィール

  • 粕谷秀樹

    粕谷秀樹 (かすや・ひでき)

    1958年、東京・下北沢生まれ。出版社勤務を経て、2001年、フリーランスに転身。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、海外サッカー情報番組のコメンテイターを務めるとともに、コラム、エッセイも執筆。著書に『プレミアリーグ観戦レシピ』(東邦出版)、責任編集では「サッカーのある街」(ベースボールマガジン社)など多数。

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