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久保建英、ビッグクラブ移籍へ「勝負の年」に好スタート 「最適解」はどこだ? (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki

 もっとも、すべては久保次第だろう。

 ラ・リーガ、ヨーロッパリーグ、国王杯で、できるだけチームを上位に導く働きができるか? ビッグクラブは先物買いをしないし、そのシーズンで相応の活躍をしない限り、オファーを出すことはない。他にもレフティアタッカーは生まれている。チームがどんな状況であれ、活躍できる"チャンピオンの精神"がカギになりそうだが......。

 ひとつ言えるのは、日本人選手が「ラ・レアルのエース」と言われるだけで新時代の響きがある、ということだろう。今や当然として受け取られがちだが、昔は考えられなかった。ほとんどの日本人が門前払いに合い、到達できなかった領域に久保は達しているのだ。

 1月13日、ビジャレアル戦が、ラ・リーガ年明け1戦目となる。
 

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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