サッカー日本代表招集の可能性も 佐野海舟、チェイス・アンリらがドイツで進化している (2ページ目)

  • 林遼平●取材・文 text by Hayashi Ryohei

ブンデスリーガで確かな成長が見られている佐野海舟(左)とチェイス・アンリ(右) photo by Getty Imagesブンデスリーガで確かな成長が見られている佐野海舟(左)とチェイス・アンリ(右) photo by Getty Imagesこの記事に関連する写真を見る

【数週間でプレーが進化】

チェイス・アンリ(シュツットガルト/DF)

 チェイス・アンリ選手の成長にはかなり驚いています。毎試合、見に行けているわけではないですが、やはり数週間見ないだけですごくプレーが進化しているというか、変化しているなと。

 チームもチャンピオンズリーグがあって連戦が多く、選手をローテーションしながらやっていく必要があります。第8節のキール戦では先発出場しましたけど、その試合のパフォーマンスがすごくよくて、相方のセンターバックが退場したこともあり、その後は連続で出番を得ました。結果を残し続けているからこそ試合に出られる状況になっていると思いますし、そこでの連続出場は力がついてきた証拠かなと感じます。

 プレー内容ではビルドアップに変化がありました。キール戦のあとにバックパスが減ったという話を聞いたら「そうなんですよ」と。本人は「これまではミスをしないようにバックパスをしていたけど、バックパスは相手からしたら嬉しいだろうし、そういうのは一番やってはいけない。できるだけしないほうがいいなと思っているし、周りがうまいのでそこにボールを預けてもっと前に出せるようにトライしていきたい」と話していました。

 第9節のレバークーゼン戦では、チェイス・アンリ選手のビルドアップミスからピンチを迎える場面がありました。これに関してもトライをした結果なんです。もちろんピンチになってしまうのはよくないですが、トライしないと始まらないこともある。そこは経験を重ねている最中だと思います。いろいろなトライをしているところに注目してほしいなと思います。

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