サッカー日本代表招集の可能性も 佐野海舟、チェイス・アンリらがドイツで進化している (3ページ目)
【価値あるゴールを決めた三好、我慢の時期の町野】
三好康児(ボーフム/MF)
三好康児選手にとっては、直近の第10節レバークーゼン戦のゴールが大きかったと思います。試合はかなり苦しい展開だったんですが、後半に相手の足が止まってきたタイミングで三好選手が投入され、最後に劇的な形で同点ゴールを奪いました。
「ブンデスリーガに来て2カ月経って、自分自身も苦しんでいる部分があった。でも、そんなに簡単に行くとは思ってなかった。監督が代わるなかで自分も新たなスタートだと思っていた」と。今回のゴールはすごく意味のあるもの。監督が代わって新しくやり始めなければいけないタイミングでの試合で、勝ち点を取るのに貢献できたのは今後に向けて大きいんじゃないかなと感じます。
町野修斗(キール/FW)
町野修斗選手は、少し難しい時期に来ている感じがします。これはチーム事情が結構絡んでいると思っていて、今、キールがなかなか勝ち点を取れていない状況にあります。そのなかで、第6節のレバークーゼン戦では少し後ろに重心を置き、ボールを奪ってから前に出ていくサッカーがうまくいったところがあって、そこから少しやり方を変えることになりました。その流れで町野選手はベンチからの機会が増えているようです。
とはいえ、「先発でもベンチからでも自分が結果を残すことが自分の価値だと思っている」という話もしていますし、まさにそれが今必要になっているのかなと感じます。自分たちから攻めていこうとなる時には町野選手が出てくる状況も多いですし、そこで結果を残していけばまた序列が変わってくるのかなと。
踏ん張りどころですね。今は我慢の時期かなと思います。
遠藤航、冨安健洋、南野拓実など日本人選手の活躍にも期待!
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著者プロフィール
林遼平 (はやし・りょうへい)
1987年生まれ。埼玉県出身。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることに。帰国後、サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして各社スポーツ媒体などに寄稿している。2023年5月からドイツ生活を開始。
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