「久保建英にリーダーの貫禄」「悪魔だった」 現地紙がセビージャ戦の活躍を激賞 (3ページ目)
久保が求めるのはよりよいプレーで、絶対的な勝者の形なのだろう。たとえば前半の終盤、スビメンディからのパスに対し、スタートが遅れたか、もしくはポジションが悪かったのを、彼は知っている。もう1点、自らとどめを刺すプレーもできたはずだ。
11月7日、ラ・レアルはヨーロッパリーグ(EL)でチェコのプルゼニと対戦する。現在ELでは17位(8位までがラウンド16へ自動的に進出。9~24位がノックアウトフェーズ・プレーオフへ回る)。1試合で大きく順位が変わるだけに、上位に食い下がれるか。
チームはターンオーバー路線を採用しているだけに、通常であれば久保はベンチだが、現在の勢いを続けようとするならば、先発もあり得る。
著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
フォトギャラリーを見る
3 / 3