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「今季、欧州で最も活躍した選手」、断トツの1位は? 識者が選考・ランキング化 (3ページ目)

  • text by Komiya Yoshiyuki、Asada Masaki

4位 堂安律(フライブルク)

 ブンデスリーガに加え、ヨーロッパリーグ(EL)も並行して戦うシーズンにあって、確固とした地位を築き、安定したプレーを披露。攻撃のみならず、守備においても献身的な姿勢を見せ続けた。ブンデスリーガの上位を争うクラブで2シーズン続けて活躍できたことには大きな価値がある。しかも、ELでは決勝トーナメントへ進出。彼にとって大きな経験だったはずで、CL への渇望も高まったのではないだろうか。

3位 伊藤洋輝(シュツットガルト)

 ブンデスリーガでシュツットガルトが驚異的躍進を遂げるなか、最終ラインを支え続けた。高さとスピードを兼ね備えた守備能力に加え、得意の左足で放つ質の高いフィードでもチームに貢献。センターバック(CB)的な能力とSB的な能力を併せ持つDFとして、あらためてポテンシャルの高さを示したと言える。ただ、彼のプレーを見ていると、やはり最も適したポジションは3バックの左DFに思える。日本代表も含めて、4バックでの左SBとしての今後が興味深い。

2位 南野拓実(モナコ)

 シーズンを通してコンスタントに優れた働きを見せた。今季のモナコはUEFAの大会に出場しておらず、その分、どうしてもインパクトに欠けてしまう印象はあるが、単純な個人のパフォーマンスだけで言えば、日本人選手で最高と言ってもいい。リバプール時代はハイレベルなポジション争いに苦しんだが、常時試合に出られればこれだけやれると証明したばかりか、フィニッシュにつながるプレーには、さらに磨きがかかった印象すらある。

1位 遠藤航(リバプール)

 どこまで活躍できるのか、というより、どれだけ試合に出られるのか。それが、リバプールへの移籍が決まった時の率直な感想だったが、フタを開けてみれば、最大の武器であるボール奪取はもちろん、攻撃時には狙いのいい縦パスも存分に披露。イングランドの超名門で特筆すべき働きを見せた。これでプレミアリーグ、あるいはELで優勝できれば言うことなしだったが、それでもキャリア最高のシーズンを過ごしたのではないだろうか。

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