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カタールW杯では誰を見るべきか。解説者5人がオススメする「ひとりで何人もの相手をやっつける」「プレーの"遊び感覚"がいい」注目選手たち (2ページ目)

  • photo by Getty Images

代表に復活してW杯に臨むふたり

福田正博氏

◆注目選手=カリム・ベンゼマ(フランス)、マリオ・ゲッツェ(ドイツ)

 今回は、ここ10年の世界のサッカーを牽引し、一時代を築いてきた、リオネル・メッシ(アルゼンチン)やクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)らのスター選手が、おそらく最後のワールドカップになるだろう大会。

 そして、日本が対戦するドイツにはジャマル・ムシアラ、スペインにはガビなど、10代の選手の活躍も期待され、新しいスター候補がたくさん出てくる大会になる。

 そうしたなかで楽しみにしているのは、5年ぶりにドイツ代表に復活したマリオ・ゲッツェだ。ドイツが優勝した2014年のブラジルW杯決勝で決勝ゴールを挙げた時は22歳。その後体調不良やコンディションを落としたりしてうまくいかず、オランダでプレーしたりしたが、今季フランクフルトで好調なプレーを見せて代表に戻ってきた。

 日本戦では静かにしておいてもらいたいが、何かやってくれそうな期待感がある。

 もうひとり注目しているのは、フランスのカリム・ベンゼマだ。現在34歳の彼はチームメイト恐喝に絡んだ罪で代表チームを追放されていた時期があり、自分がいい年代の頃にワールドカップに出場していない。

 しかし、ここ数年のレアル・マドリードでの活躍はすばらしく、年齢を重ねても十分にやれることを証明してバロンドールを獲るまでになった。昨年、5年半ぶりに代表に復帰し、今回ワールドカップでプレーすることになる。

 そんなストーリーを持っているふたりが、どんな姿を見せるのかに注目している。

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