香川真司はどこへ行く? 新天地を決めるための2つのポイント (3ページ目)

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 繰り返しになるが、香川のヨーロッパにおける実績とネームバリューは、現役の日本人選手のなかでも屈指のものがある。実際、これまでセレッソ以外にもニューカッスル(イングランド)やトリノ(イタリア)などが移籍先の噂にあがっており、フリートランスファー選手として冬の移籍マーケット上の注目株であることは間違いない。

 問題は、移籍先の舞台とサラリーを本人が納得できるかどうか、という2点に絞られるだろう。これまで香川はスペインでのプレーを希望しているだけに、たとえ2部のクラブであったとしても最優先するのはスペインになりそうだ。しかし、それを上回る魅力的な移籍話があれば、スペイン以外のクラブに移籍する可能性も十分にある。

 各リーグにより多少のバラつきはあるものの、今シーズンの冬の移籍期間は2021年1月4日にオープンし、2月1日に期限を迎える予定だ。その約1カ月の間に、香川は新天地のクラブと無事契約をかわすことができるのか。果たしてその移籍先はどのクラブになるのか。注目の移籍マーケットが始まろうとしている。

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