欧州サッカーに地殻変動。
ハイレベル&不要な選手がはっきりしたCL (3ページ目)
今季は久々に地殻変動が起きたシーズンだった。
それと同時に、競技力のマックス値も更新した。今回の優勝で横綱に昇格したバイエルンだけではない。ライプツィヒ、リヨンなど平幕に位置するチームも、だ。マラソンで言えば、後続を引き離しにペースを上げた先頭を行くランナー(バイエルン)を、第2集団、第3集団も負けずに追いかけている状態だ。サッカーにとっては歓迎すべき事態である。
バイエルンから学ぶものは、相手がボールを保持している時の対応だ。できるだけ高い位置でボールを奪い、相手の守備態勢が整わぬうちに攻め切るプレッシングの重要性が問われている。相手にボールを奪われてもがっかりしないサッカー。マイボール時も、相手ボール時も、同じ調子でプレーするサッカーだ。
マイボール時にしか楽しみを見出せない選手は不要。それがハッキリした2019-20シーズンのCLだった。
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