鎌田大地、メッシ級の技術力で覚醒中。
フランクフルト指揮官も大絶賛 (3ページ目)
存在感は日に日に大きくなっており、『ビルト』紙などでは、現状結んでいる2021年以降の契約について取りざたされるようになった。契約の話が早くから出てくるようになったら、それはクラブから必要とされていることの証だ。
得点に絡む回数が格段に増えた理由のひとつは、チームメイトとの呼吸が合うようになっていることが大きい。
以前の鎌田は、「コスティッチしか使わない」「コスティッチしか見ていない」などと堂々と言っていた。トップ下でプレーする際は、左で献身的に動くコスティッチに全幅の信頼を寄せるあまり、コンビネーションは限られていた。
それが今ではダ・コスタやシウバといった前線の味方とも息の合ったプレーを見せている。コミュニケーションも問題なさそうで、それは中断前と大きく違う点だ。
また、本来持っている視野の広さ、技術力の高さが存分に生かされるシーンが増えた。指揮官がスラロームにたとえたヘルタ戦のプレーは、さながらメッシ並みの技術力を見せつけた。バイエルン戦でのシュートやシャルケ戦でのアシストも、抜群の状況把握があってこそのものだった。
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