2020.06.04

西川潤にバルサが熱視線。リーガに
挑む日本人選手の歴史は続いていく

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by SportsPressJP/AFLO

〇橋本拳人(FC東京/26歳)

 2019年シーズン、J1でボランチとしてベストイレブンに選ばれている。中盤でのプレーは攻守ともに隙がない。

 守りをベースに攻撃に厚みを出し、攻守のつなぎを丹念にこなせる。身体的な強靭さと柔らかさに恵まれ、足が伸びるようにボールを奪うこともできる。世界基準のストロングヘッダーではないが、高さが弱点になることはない。攻撃に入った時には、センターフォワードのような爆発力も持っていて、ダイナミズムを感じさせる。ボランチだけでなく、アンカー、インサイドハーフなどもできるユーティリティ性も強みだ。

 しかし、その最大の長所は、やはりチームプレーヤーとして周りを補完できる点だろう。カバーや迅速な球出しで、味方にアドバンテージを与えることができる。イゴール・スベルディア(レアル・ソシエダ)、ハビ・マルティネス(バイエルン・ミュンヘン)に近いプレーインテリジェンスを感じさせる。

 たとえば、久保建英がプレーするマジョルカのボランチ、イドリス・ババと比較しても、何らそん色はない。実力だけで言えば、それ以上の貢献ができる。唯一の懸念は年齢だろうか。欧州のクラブが23歳前後までの選手を求めているのは確かだ。