西川潤にバルサが熱視線。リーガに挑む日本人選手の歴史は続いていく (2ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by SportsPressJP/AFLO

無料会員限定記事

〇西川潤(セレッソ大阪/18歳)

 左利きのアタッカーでトップ、トップ下、サイドアタッカーに適性がある。スペイン語で「Perla(真珠)」と言われる際立った才能だ。

 ポジションを取るうまさがあり、身体的なしなやかさにも恵まれ、ボールプレーで負けない。俊敏でタイミングをずらすドリブルで仕掛けられるだけでなく、ボールを持ってためを作り、有利な味方にパスを出すことができる。左足のキックの質は瞠目に値し、シューターとしての非凡さもU-17ワールドカップで証明している。

 スペイン人好みの日本人選手と言えるだろう。

 事実、2019年夏にはバルセロナが接触。「今年2月の18歳の誕生日を待って(18歳未満の選手の国際移籍は禁止されている)の契約成立」と噂されたが、東京五輪やコロナ禍の影響によって、サインには至っていない。ただ、移籍は秒読みとも言われている。

 仮に移籍が成立した場合、西川は当面バルサBでのプレーになる。その非凡なセンスはバルサというエッセンスを触媒に、大きく変貌を遂げるかもしれない。久保以来、大化けする可能性のある日本人アタッカーだ。

全文記事を読むには

こちらの記事は、無料会員限定記事です。記事全文を読むには、無料会員登録よりメンズマガジン会員にご登録ください。登録は無料です。

無料会員についての詳細はこちら

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る