2020.06.03

久保建英=チーム戦術。マジョルカでは
すでにエースで別格の存在だ

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 しかし久保は、実力でポジションを勝ち取った。来季はレアル・マドリードへの復帰、中堅クラブへの期限付き移籍、パリ・サンジェルマンのような強豪クラブからの接触などさまざまな可能性があり、引く手あまただ。

 では、その行きつく先とは――。レアル・マドリードだけでなく、世界の強豪でプレーし、スペイン代表として世界王者にもなったシャビ・アロンソに訊ねたことがある。

「『才能はあるか?』と聞かれたら、『間違いなくある』と答えるだろうね」

 シャビ・アロンソは、その所見を明かしている。

「チームを勝たせる貢献ができるか。そこがカギになる。でも、"違いを出せる選手"ではある。焦らず、じっくりと前に進むべきだ。持っている才能をピッチで出せるようになったら、自ずと結果は出る。ただ、マドリードでプレーするのは簡単ではない。周りの要求はすごく高いし、満足してもらえることはないからね。重い責任を背負ってプレーできるか。そのメンタリティが必要だ」