2020.06.03

久保建英=チーム戦術。マジョルカでは
すでにエースで別格の存在だ

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

リーガに挑んだ日本人(17)

「コミュニケーション力の不足」

 リーガ・エスパニョーラに挑んだ日本人たちは当初、そこで苦しんでいた。他のヨーロッパの国々より、スペインはその点での要求度が高かった。「スペイン語は喋れて当然」の前提だったのだ。

「プレーの適応力」

 次に、それが重くのしかかった。Jリーグ以上のプレー強度の中、技術を出さなければならない。それは生半可なものではなく、適応できないと、すぐに失格の烙印を押された。一度、構想から外れてしまうと、語学のハンデはさらに浮き彫りになった。

 ふたつは絡み合っていたわけだが、どちらもクリアしたと思っても、不運に泣かされるケースもあった。

今季はここまで24試合に出場、3得点の久保建英(マジョルカ) その点、久保建英(マジョルカ)という日本人選手は、あらゆる面をクリアしたスーパープレーヤーと言える。「リーガに挑む日本人」として、改善点はあっても、不安点はひとつもない。その存在は革命的だ。

 2019年6月、FC東京の久保は18歳になって、レアル・マドリードとの契約を結んでいる。