安部裕葵がバルサで日本人の宿願達成なるか。来季カンプノウに立つ可能性 (2ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 中島大介●写真 photo by Nakashima Daisuke

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 昨年11月からは、左右のサイドアタッカーだけでなく、「Falso 9」(偽9番)でポジションを確保。リオネル・メッシ、セスク・ファブレガスなどが与えられた役目だが、本来はストライカーがいるべき最前線で、プレーメーカーとして攻撃をけん引する。俊敏でスキルが高く、コンビネーションに長け、そして得点センスもあるアタッカーが担当し、ポゼッションの高さを生かすのだ。

 安部は、スペインU-17代表史上最多得点のFWアベル・ルイス、U-19欧州選手権で優勝したFWアレハンドロ・マルケスをも押しのけ、ポジションを得ている。これは、簡単なことではない。「ルイス・スアレス2世」と目されたアベル・ルイスはポルトガル1部のブラガへ期限付き移籍、マルケスは820万ユーロ(約9億8000万円)でイタリアの名門ユベントスに完全移籍した。単純にこのふたり以上の価値を示したと言える。

 バルサBは今季、2部Bの第28節終了時点で2位(首位カステジョンとは1ポイント差)。プレーオフ出場権の4位以内を争っていた。

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