プレミアリーグ再開に足並み揃わず。
合トレ参加を辞退する代表選手も (5ページ目)
スポーツの公平性や経済的問題を考慮した場合、やはり中立地開催でのリーグ戦再開は非現実的と言わざるを得ない。
足並みが揃わないといえば、幾人かの選手が今週から始まったグループトレーニングへの参加を拒否したことも報じられている。
たとえば、生後5カ月の息子が呼吸器系の問題を抱えているワトフォードのトロイ・ディーニーがそのひとり。チェルシーのエンゴロ・カンテも、かつて自身が心臓の問題を起こしたことがあるうえ、心臓発作で兄を亡くしているという事実を危惧し、自宅での個別トレーニングを継続することを決めている。
このような特殊な事情を抱えた選手については、FIFPro(国際プロサッカー選手協会連盟)のヨナス・バエル・ホフマン事務局長も「もしこのような選手が圧力を加えられたり、クラブから処分を科されたりするなら、絶対に受け入れられない」と主張。選手や家族の健康を優先する立場をあらためて表明している。
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