2020.01.15

香川真司、岡崎慎司はリーガ1部に
昇格できるか。柴崎岳は降格危機

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Getty Images

 第22節が終了した「セグンダ」と呼ばれるリーガ・エスパニョーラ2部。前半戦を折り返し、1部昇格、あるいは残留に向けて、戦いはし烈さを増しつつある。1位カディス、2位アルメリアも差はわずかで、3位サラゴサから11位のジローナまでの勝ち点差は5にすぎない。2試合でひっくり返るポイント差だ。

 セグンダは、生き残るだけでも困難な修羅場である。気鋭の若手や野心的な選手が多く集い、「世界で最もレベルの高い2部リーグ」と言える。

スペイン国王杯ヒムナスティック・タラゴナ戦にフル出場、勝利に貢献した香川真司(サラゴサ) 得点王レースでも各国の猛者がしのぎを削る。現在のランキングのトップは、昨シーズンは1部で得点ランク5位だったウルグアイ代表FWクリスティアン・ストゥアーニ(ジローナ)。2位のルイス・スアレス(サラゴサ)は、市場価値が高騰しつつある若きコロンビア人ストライカーである。それを追うのは、37歳のブラジル人FWユーリ(ポンフェラディーナ)で、老練さを見せつけている。4位には2年前にスペイン代表に選ばれたジョナタン・ビエラ(ラス・パルマス)がつけている、天才と言われた真価をいよいよ発揮しつつある。

 年齢や経歴は関係ない。

 欧州中が注目していると言われるラス・パルマスの17歳のMFペドリは、底知れない才能を秘める。すでに2部では有力選手で、ボールキープ力とゴールに向かう迫力は特筆に値する。バルセロナの保有選手で、リオネル・メッシの後継者候補のひとりである。

 一方、40歳のベテランGK、アルフレッド・シフエンテスはカディスの守護神として、安定感のあるセービングを見せる。1部リーグでのプレー経験はない。しかし2部、2部B(実質3部)で積み重ねてきたゴールキーピングは堅牢だ。

 セグンダは、そんな猛者たちが魂を磨く場所と言える。

 その舞台に、今シーズンは史上最多、3人の日本人選手が挑んでいる。柴崎岳(デポルティーボ・ラコルーニャ)、香川真司(サラゴサ)、岡崎慎司(ウエスカ)。彼らに与えられた"中間成績査定"とは――。