久保建英に想定以上の好評価。現地記者が明かすレアルの内部事情 (3ページ目)

  • ミゲル・アンヘル・ララ(スペイン紙『マルカ』記者)●文 text by Miguel Angel Lara)
  • 江間慎一郎●翻訳 translation by Ema Shinichiro

 史上最高の選手の一人でもあるフランス人指揮官が久保の価値を認めて、昨季のヴィニシウスのようにトップチームに引き上げることを想定するとすれば、やはりカスティージャにとどめたほうが都合が良いということになる。

 いずれにしても、久保がレアル・マドリードの想定を大きく上回る形で、新たな日々を力強くスタートさせたことは間違いない。世界最高を自負するクラブは、誰もがこの日本人選手の未来に期待をかけており、それぞれが最良と思われる道を模索している。

 そして現在、トップチームとともに行動している久保本人は、クラブが練っているプランを獅子のごとく噛み砕いていく意思があるかのように、懸命に練習に打ち込み、その才能を煌めかせている。

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