「久保建英の理想のシナリオ」を
バルサBの実状から考えてみた (3ページ目)
「首都のクラブ、FC東京の悲願であるリーグ優勝を実現させ、18歳で伝説に。そして来年1月にバルサBへ移籍し、チームは半年で2部へ昇格。2部で活躍してトップチームへ......」
それが理想のシナリオか。もっとも現実はもっと入り組んでおり、先など読めない。
久保が国内で今の活躍を続ければ、バルセロナだけではない行き先の広がりも出るだろう。ポルトガル、オランダ、ベルギーの有力クラブも、大いに興味を示すかもしれない。それぞれの国で、堂安律(フローニンゲン)、鎌田大地(シント・トロイデン)など、攻撃的な選手が活躍しているのも追い風だ。
Jリーグで自信を深めた久保が、欧州を舞台にどこまで変貌するのか――。現段階でそんな想像をするのは、気が早いかもしれない。それでも、ロマンを感じさせる話ではある。
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