長谷部誠、チェルシー戦ドローに満足。EL決勝まで全試合出場をめざす (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

"分"でいったらうちの方が悪いと思うんですけど、戦い方次第で、非常に面白い試合になると思う。まずは日曜日に大事なレバークーゼン戦があるので、それが終わってから、戦い方(の練習)はやっていくと思います」

 次戦を展望しながら、ちょっとした勘違いをしたことも明かした。

「本当にここは総力戦だなと思うんです。僕も今日、イエローカードをもらって、次は出場停止かと思ったら、違うんですね」

 準々決勝までで警告の累積が精算され、準決勝から新たにカウントされることを、試合が終わるまで知らなかったというのだ。思わぬところで"天然"な一面を覗かせた。

「試合中、次は出られないと思っていたんですけど、もう一回出られるので、よかったなと思っています。今シーズンの残りは最大でもブンデスとELと5試合なので、最後までやり切りたいという気持ちが強いです」

 ロシアW杯を終えて日本代表からの引退を表明した長谷部は、今季を「1プレーヤーとしての、欧州での評価が問われるシーズン」と定義していた。もしEL決勝進出を果たしたら、これ以上ないすばらしい成果と言っていいだろう。

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