2019.04.18

久保建英を待ち受ける茨の道。
バルサBでは「メッシ二世」が毎年誕生

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki photo by Sano Miki

 現在のメンバーは、2017-18シーズンにUEFAユースリーグ(ユース年代の欧州チャンピオンズリーグ)で優勝した選手が中心。エースは「左利きのイニエスタ」、アレックス・コジャード(19歳)か。左サイドバックのフアン・ミランダ(19歳)は昨年12月、スペイン国王杯でトップデビュー。アンカーのオリオル・ブスケッツ(20歳)はセルヒオ・ブスケッツから後継者に指名され、同じくトップデビュー済み。右サイドバックのムサ・ワゲ(20歳)はセネガル代表としてロシアW杯に出場、日本戦で得点を記録した。

 そして来季は、久保と同年代の選手たちがバルサBに昇格する予定と言われる。デポルティボ・ラ・コルーニャで活躍した元スペイン代表フラン・ゴンサレスの息子、ニコ・ゴンサレスなどは、すでにバルサBでデビュー。ちなみに彼らもUEFAユースリーグで準決勝に進出し、連覇に挑んでいる。
 
 久保の復帰に向け、これ以上のタイミングはないだろう。

 しかし、在籍選手はまるでサバイバルゲームのように入れ替わる。つまり、1シーズンで結果を叩き出さなければ、お払い箱に。バルサでプレーする望みはほぼ断たれる。下からの突き上げは激しい。各年代にメッシ、イニエスタ、ブスケッツの"二世"がいるのだ。

 たとえば15歳には、オランダでメッシ二世として騒がれたシャビ・シモンスがいる。16歳には、ギニアビサウから来た移民の子で爆発的なスピードを誇る"アフリカのメッシ"アンス・ファティがいる。そして17歳には、ボールを自在に操るハイチ系アメリカ人で"次世代のメッシ"コンラッド・デ・ラ・プエンテがいる。各国から、選りすぐりの選手が集められているのだ。