岡崎慎司から武藤嘉紀への助言。
「いろいろできるところを見せろ」 (3ページ目)
現状、ニューカッスルのチーム状況は極めて厳しい。レスター戦で追いかける展開になっても、チームから「同点に追いついてやろう」という気迫が伝わってこなかった。失点すると意気消沈してしまう悪癖も変わらず、「みんながネガティブな雰囲気を持ってサッカーをしている。この状況は何とかしなきゃいけない」と、武藤も心配する。
それゆえ、「『チームはこういうことをやっていくべきだ』と見せようと思っていた」と武藤が語るように、強い気持ちを持ってピッチに入ったという。鋭いスライディングタックルでボールを相手から強引に奪い、前線に素早くパスを出した投入直後のプレーには、そんな武藤の意欲が表れていた。
チームが好転しなければ、当然ゴールチャンスは増えてこない。そして、結果を出さなければ、序列は変わってこない。「途中出場の15分だけではコンディションも上がらないので、とにかく自分をアピールする。本当に難しいところですけど、チームが悪い状況にいても、アピールしないといけない」と、武藤も気を引き締めていた。
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