長谷部誠、ピンピンで日本代表へ。
バイエルンをはね返しドイツ杯優勝
2017~18シーズンのドイツ杯決勝は、フランクフルトがバイエルンを3-1で撃破し、30シーズンぶりの王者に輝いた。
2シーズンぶりに決勝に進出したバイエルンは、リーグ戦34試合でわずか4敗しかしていないが、リーグ戦最終節でシュツットガルトに敗れたのに続いて2連敗。早々とリーグ優勝を果たし、チャンピオンズリーグ(CL)の準決勝で敗退したところで、どこか張りつめた糸が切れたところがあるのかもしれない。
バイエルンの指揮官ユップ・ハインケスは、そのキャリアのラストマッチを飾れず、一方で来季からバイエルンの指揮を執るニコ・コバチは、フランクフルトでのラストマッチでタイトル獲得となった。シーズン中の微妙なタイミングでの移籍発表には批判的な声も多かったが、これで一蹴した形だ。
ドイツ杯決勝バイエルン戦にフル出場、優勝に貢献した長谷部誠 試合はフランクフルトの先制点が大きくものを言った。11分に先制すると、守備に重きを置き、人数をかけることでバイエルンの猛攻をしのいだ。バイエルンは前半から惜しいシュートも多く、ベンチの選手たちは半笑いで悔しがるジェスチャーを見せていたが、時間とともに笑顔は消え、表情は本気になった。
バイエルンは後半、ロベルト・レバンドフスキのゴールで追いつき、さらに攻め立てたが、フランクフルトは82分、カウンターからの攻撃で勝ち越しに成功した。シュート数は8対22。フランクフルトの好守が光った一戦だった。
フランクフルトの3バックの中央で、終始チームをコントロールしていたのは長谷部誠だ。
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