2018.01.13

大丈夫か、ジダン。マドリディスタより
詳しい3人がレアル不振を憂う

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蹴球最前線──ワールドフットボール観戦術── vol.5

 新年早々から各地で最高峰の戦いが繰り広げられる欧州各国のサッカーリーグ。この企画では、その世界トップの魅力、そして観戦術を目利きたちが語り合います。

 サッカーの試合実況で日本随一のキャリアを持つ倉敷保雄、サッカージャーナリスト、サッカー中継の解説者として長年フットボールシーンを取材し続ける中山淳、スペインでの取材経験を活かし、現地情報、試合分析に定評のある小澤一郎──。

 今回のテーマは、リーガ・エスパニョーラ(ラ・リーガ)のビッグクラブ、レアル・マドリード(マドリー)。昨シーズンと比べて苦戦が続くエル・ブランコ、「白い巨人」の戦力と現況を語り合いました。

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クラブW杯で連覇達成も、リーグ戦で苦しい状況が続くレアル・マドリード

――今回、お三方には今季のラ・リーガ後半戦を展望していただきたいと思います。まずは昨季のチャンピオンチームであるレアル・マドリードから詳しくお話を聞かせていただきたいのですが、今季のここまでの戦いぶりをどのように見ていますか?

中山 今季のマドリーを見ていると、やはり「盛者必衰」というか、永遠に強いチームはないということを痛感しますね。ジダン監督が就任してもう2年が経つわけですが、あれだけ順風満帆だった最初の1年半と比べると、この半年はまったく別のチームのようになってしまいました。

 しかも、今季の開幕前まで絶対的な強さを持続していたのに、開幕したらそれまでの流れが突然暗転してしまった。正確に言えば、ほんの小さなすり傷を放置していたら、時間の経過とともに傷口が広がってしまい、現在では手術が必要なレベルにまで悪化してしまった、というイメージでしょうか。