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コバチ監督の信頼も厚い長谷部誠。
守備だけに「落ち着かず」に攻撃も (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

「0-2からから追いついたというのは、チームとしては評価できると思いますけど、個人的には1失点目も自分のミスでしたし、2失点目も、おそらくシュートを打った選手にもう少しいい対応ができたと思うので、個人的にはやられてしまったかなというのはあります。チームとしては狙い通りのゲームをして多くのチャンスを作っていましたから、決める、というところが少し課題かなと思います」

 確かにドルトムントの1点目、19分のヌリ・サヒンの得点は、長谷部がマークにつき切らなかったことが直接の原因だろう。マルク・バルトラが右からゴール前に入れたボールに対して、長谷部はサヒンの前に入っていたにもかかわらず、シュートを許してしまっている。また57分の2失点目は、ドリブルで運ぶマキシミリアン・フィリップに対して距離を詰め切ることができず、中途半端な対応となった。

「失点のところは個人的な僕のミスもありますし、後半に関しては少しリスクを負っていったぶん、相手にチャンスも作られました。難しいゲームではありましたけど、こういう試合を勝ち切れるか勝ち切れないかで、自分たちが上にいけるかいけないか、というのは変わってくるんじゃないかと思います」

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