シェイクスピア監督の電撃解任で、レスター岡崎慎司の今後はどうなる? (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 もちろん、岡崎にとっても監督交代は大きな転機になるだろう。本稿執筆時で後任人事は進んでいないが、ひとつ占うとすれば、フィジカルプレーを好む英系監督よりも、戦術知識に長ける非英系監督のほうが相性はいいかもしれない。そして、間違いなく言えるのは、シェイクスピア監督の解任でレスターの一時代が終わり、その影響が少なからず岡崎にも及んでくるということだ。

 岡崎の獲得を決めたナイジェル・ピアソン前監督と、跡を引き継いだクラウディオ・ラニエリ前監督。シェイクスピアは、その両監督のもとで助監督を務めた。ピアソン前監督のもとでプレッシングサッカーの礎(いしずえ)を築いただけに、シェイクスピアの退団でこの流れにいったんピリオドが打たれる。後任監督の方針次第で新たなプレースタイルに着手する可能性があり、FWの定位置争いもゼロからの仕切り直しになるだろう。

 ただ岡崎本人は、今回の監督交代や新たなポジション争いも前向きに捉えるに違いない。WBA戦の試合後、つまり、シェイクスピア解任前の時点で次のように話していた。

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