ドルトムントの様子がおかしい。
「監督問題」が香川真司の残留に影響か (2ページ目)
この日は特に後半、気温が上がり、選手たちは頻繁に給水しながらプレー。香川は「暑かったのできつかったですけどね」と、足をひきずるように歩いていった。
トゥヘルの進退と同時に、日本メディアからはもちろん、ドイツメディアにとっても関心事になっているのが香川真司の去就だ。香川には現状ではドルトムントが一番適しているクラブだと、ドルトムント担当記者たちは一様に言う。クラブの規模、優勝争いをしながらCLでも決勝トーナメントに行ける実力、その中でレギュラーを争えるという環境などを含めて、だ。実際、今季の前半戦、香川が出場機会に見放されたときでさえ「香川が移籍する必要はない」というのが大方の声だった。
筆者自身も、香川が移籍することはないと思っていた。ところが、どうやらその可能性がないわけではなさそうだ。
先週のホッフェンハイム戦後のことだ。後半35分からの途中出場だった香川には、疲労感に加えて、どことなく考え込むような、極端に言えば弱音が口から出かけているような、そんな雰囲気があった。
「ボランチで起用されることは想定してないのか」というポジションに関する話題となり、こんなやりとりになった。
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