初アシストにホッとする岡崎慎司。技ありスルーパスで残留ライン到達 (5ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by Getty Images

 岡崎は続ける。

「ふたつ目のチャンスは、左足のアウトサイドでいったんですけど、右足でいけばディフェンダーよりも先にボールに届いていた。やはり得点......自分がもうひとつ乗り越えなくてはいけないところがある。

 レスターでは、余裕を持ってのシュートっていうのが一切ない。でも、そういうのをバーディーやリヤド(・マフレズ)は決めてきている。そういう選手が結局、チームの中心になっているので、僕もそうすることができれば、70分、80分と、試合に長く出られるようになると思う」

 岡崎は1−0のリードで迎えた66分、FWレオナルド・ウジョアとの交代でピッチを後にした。チームはそのまま1点差で勝利。勝ち点3を上積みし、来季残留の目安とされる40ポイントに到達した。

 岡崎については、ゴールまで「あともう少し」という状況が続いている。WBA戦で初アシストを記録したが、日本代表FWが強いこだわりを持っているのは、やはりゴールである。それでも、アシストという結果を残したことで、試合後の彼の表情には少しばかり安堵している様子が見て取れた。

 次節は5月6日に行なわれるワトフォード戦。この試合で果たして、ネットを揺らすことができるか。

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