W杯が危ういオランダ。空席の新監督候補にビッグネームが次々と浮上 (5ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

 ファン・ハール、そしてディック・アドフォカート(フェネルバフチェ監督)のベテラン監督ふたりは「次の監督までの"つなぎ"として最適」(デ・フォルクスクラント紙)という意見もある。また、過去にアヤックスを4シーズン連続オランダリーグ優勝に導いた現在フリーのフランク・デ・ブール(前インテル監督)を推す声も多いが、本人は乗り気でないという。一方、「代表監督に選ばれるのは栄誉なこと」と、かなり乗り気なのがフリットだ。

 KNVBによれば、新監督候補はオランダ人に限らず、外国人からも探すという。そのため、ユルゲン・クリンスマン(ドイツ/前アメリカ代表監督)、ミシェル・プロドーム(ベルギー/クラブ・ブルージュ監督)、ラルフ・ラングニック(ドイツ/前RBライプツィヒ監督)といった名前もメディアの間で出回っている。

 3月28日に行なわれたイタリアとの親善試合は、アシスタントコーチのフレッド・フリムが暫定監督として指揮を執った。後任監督は6月のインターナショナル・マッチウィークまでに決まる方針だ。

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