明るくなった香川真司。相手ボール
奪取の守備で光るが、攻撃面は... (3ページ目)
「もちろんそれも大事ですけど、どっちかというとそれは"プラスアルファ"なので。やっぱりあのポジションに入ったからには、シュートを打つなり、アシストするなり、そういうところが求められる。結果を残せれば、より手応えとして残っていると思います」
とはいえ、快速そろいの味方のスピードへの対応は、やはり一筋縄ではいかない。
例えば77分のプリシッチの得点シーン。ウィングのエリック・ドゥルムが右サイドを上がりマイナスのクロスを入れる。ペナルティエリア内の右、つまり近いサイドで香川は待ち構えている。だが、さらにその手前をプリシッチが後方から香川を追い越す形でゴール前に走り込み、クロスに合わせてこの日の4点目が生まれた。もちろん得点になっているのだから何ら問題はないのだが、香川にとっては貴重な得点チャンスを逃すことになった。このようなチャンスを生かすには、自分の動き方を見直して変えていくしかないのだろう。
「1トップ2シャドウで出ることで、役割は明確ですけど、みんな速いから。あそこのポジションはウスマンにしろ、マルコにしろ、クリスチャンにしろ、シュー(アンドレ・シュールレ)、オバ(オーバメヤン)にしろ、みんなそういう特徴を持っているので、それにプラス、自分の特徴を生かしていければいいですけど......」
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