プレミアリーガーが語る日本代表。「走り回るオカザキは好きだね」 (2ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by Sportiva

―― オーストラリアは現在グルーブBの3位。2位にいる日本はどんな相手ですか?

ルオンゴ 日本は僕が子どものころから強豪チームだと思っているし、今もチームとしてどんどん強くなっている。周りの国にとっては怖い存在だよ。サウジアラビアからもUAEからも、そしてオーストラリアからもゴールを奪っている。ただ、グループBの4チームは強豪ばかりなので、いずれにしても突破するのは簡単なことじゃない。だからこそ、エキサイティングな試合ができると思うよ。

―― 日本代表で特に注意している選手は誰ですか?

ルオンゴ 岡崎(慎司)選手は前回の試合には出場しなかったけど、次にピッチで会うことになれば一番に気をつけなければならない相手だと思っている。彼は強いし、速いし、一生懸命に走り回ってプレーする。あと、香川(真司)選手や本田(圭佑)選手も警戒しているよ。

―― 2015年のアジアカップでは強豪国を倒して初優勝し、ルオンゴ選手はMVPに輝きました。2年前のアジアカップはどんな大会でしたか?

ルオンゴ 自分にとって、とても重要な大会だった。自分はシドニー出身なんだけど、決勝のときに家族や友人がキャンベラまで応援に駆けつけてくれて......。国際的な舞台のなかでも、自分のレベルがアップした瞬間だった思う。キャリアのなかで今のところ、一番重要なターニングポイントとなったんじゃないかな。

―― 最後に、イタリア系の父とインドネシア系の母のもと、オーストラリアで生まれたルオンゴ選手ですが、自身のルーツはどこにあると感じていますか?

ルオンゴ 僕はオーストラリア人だけど、インドネシアに親戚がいるというのは、自分にとって大きな意味を持っている。母はしょっちゅうインドネシアに帰国しているので、インドネシアでも僕のファンが増えてきたんだ。世界中のいろんなところで、自分のことが知られるのはうれしいね。

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