本田圭佑の移籍先はやはりアメリカ?ミランでの試合出場は絶望的に (2ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 多くのMLSのチームが本田をほしがっていると聞く。ただし、情報は錯綜しており、メルカートが閉まるまであと1週間ある。今後もその動向からは目が離せない。

 さて、ミランであるが、今回のナポリ戦で、ホームでの8試合連続無敗記録が途切れ(6勝2引き分け)、サン・シーロのサポーターの目の前で敗れてしまった。前節のトリノ戦でもミランは2点を先制されたが、今回もナポリに2点のリードを許してしまった。それも前半9分までの間に、である。トリノ戦ではその後チームが一丸となってどうにか引き分けに持ち込んだが、今回は相手の力の方が上回っていた。

 ナポリは20分近くにわたりピッチを支配した。そのプレーは面白く、現代的で、そしてなによりも恐ろしく的確で有効だった。しかし不利な状況にありながらも、ミランは決して浮き足立ったりはしなかった。時間を追うごとに試合を掌握していき、前半終盤近くにはユライ・クツカのゴールで1点を返してナポリに迫った。残念ながら今回は奇跡こそ起こらなかったが、その戦いぶりは、現在3位のチームに決して引けを取ってはいなかった。

 モンテッラは自分たちの戦いぶりを的確に捉えていた。

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