またもハズレの先発予想。それでも本田圭佑はミラン残留が本望なのか

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

オフィシャル誌編集長のミラン便り2016~2017(15)

アタランタ戦をベンチで見つめる本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS)アタランタ戦をベンチで見つめる本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) 前節に続いて今週もミランはゴールをあげることができなかった。2試合連続無得点は、今年の3月以来1度もなかったことである。先週の月曜のローマ戦では0点で敗れたが、この土曜日のアタランタ戦は0点で引き分けだった。

 この引き分けでミランはラツィオとナポリに追い抜かれ、5位にまで順位を落としてしまった。同点3位の彼らとはたったの1ポイント差ではあるが、それでもミランは2016年をこの5位という成績で終えることとなった。

 今週の木曜日にはクリスマス休暇前のセリエA最後の試合が行なわれるが、ミランとユベントスだけは(当然その対戦相手となるはずだったボローニャとクロトーネもだが)、23日にドーハで行なわれるイタリア・スーパーカップを戦うため、リーグ戦はこれで終わりになる(代替の18節は2月8日に行なわれる予定)。一時は2位まで上昇し、首位のユベントスを射程圏内にまで捉えたというのに、残念な限りである。

 それにしてもアタランタ戦の引き分けはミランにとって痛かった。ローマ戦同様、ミランはフィジカルもプレーのクオリティも高く、今シーズン好調でローマやナポリも破っているアタランタに好きなようにはプレーさせなかった。特に後半ではほとんど一方的にミランがアタランタゴールを攻めていた。

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