ミドルでゴール強襲。レスター2季目、岡崎慎司の新たな引き出し (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

「PKのときは、(相手DFに足首を蹴られて)足を痛めていて、その隙にキッカーが決まっていた(苦笑)。リヤド(マフレズ)が蹴るというのは決まっているんですけど、もし、次にボールが自分の近くにあったら、(PKを蹴らせろと)お願いしたい。その(PKを蹴らせろという)意思表示で、『コイツ、点を獲りたいんだな』と思わせることができる。リヤドがPKを外したので、次に自分がPKを取ることができれば、チャレンジしていいかなと」

 ゴールに限りなく近づいた試合だったことを本人も自覚しているせいか、取材エリアで記者の顔を見るなり、「まあこんな感じです」と悔しさをにじませ、苦笑いを浮かべていた。しかし、クラウディオ・ラニエリ監督は、テレビインタビューのなかで、「今日の試合は岡崎にとって、レスターに加わってからベストプレーのひとつ」と高く評価していた。

 チームプレーをこなしながら、仕掛けの意識を高く持ち、積極的にゴールを狙うプレーができていたからこそ、指揮官は岡崎を褒め称えたのだろう。

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