2016.06.27

「ハマれば強い」。ベルギーの優勝は、対戦国との相性次第?

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki photo by Getty Images

 ベルギーは強かった。

 ユーロ2016決勝トーナメント1回戦。ベルギーはハンガリーを4-0で下し、ベスト8進出を決めた。グループFを無敗(1勝2分け)の首位で勝ち上がってきた、勢いのある相手をも寄せつけなかった。

ベルギー攻撃陣の中心選手、エデン・アザール 試合序盤、ベルギーは怒涛の猛攻でハンガリーを圧倒した。左サイドのMFエデン・アザールにボールを集め、スピードのあるドリブルでどんどん仕掛けた。相手が調子に乗る前に叩いてしまおうという狙いは明らかだった。

 そして、ハンガリーに何もさせないまま、10分にFKから早くも先制。こうなってしまうと、完全にベルギーペースである。

 ベルギーはハンガリーを飲み込んでしまわんばかりの攻めから一転、自陣に入ってすぐのところに守備ブロックを設定。前線からプレスをかけるのではなく、相手にボールを持たせて引き込んで、ブロックに入ってくるボールを奪ってカウンターにつなげた。

 リードした後、カウンターで追加点を重ねることのうまさは、3-0で勝利したグループリーグでのアイルランド戦でも、すでに証明済みである。

 しかも、カウンターを得意とするベルギーにとって、ハンガリーが非常に戦いやすいタイプだったことも間違いない。