2016.06.25

清武弘嗣、セビージャに正式入団。サンパオリ体制で「仕事場」はどこか

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki photo by Sevilla FC

 6月24日、メディカルチェックを終えた清武弘嗣のセビージャ入団が正式に発表された。

セビージャ入りが正式に発表された清武弘嗣 そのセビージャは、ホルヘ・サンパオリの監督就任も秒読みに入っている。正式発表が遅れている理由は、前監督のウナイ・エメリがパリSGに鞍替えするのにともない、その違約金200万ユーロ(約2億3000万円)の支払いが確認されていないため。パリSGも前監督のローラン・ブランとの解約による違約金をまず処理しなければならなかったので(2200万ユーロで決着)、手続きが少し遅れている。

 しかしサンパオリが来季セビージャの指揮をとることはほぼ間違いないだろう。

 では、サンパオリとはどのような戦術を志向し、日本代表MF清武に対してどのようなプレーを要求するのだろうか?

 アルゼンチン人のサンパオリは、2012年から今年まで采配をふるったチリ代表で、マンマーク戦術によって一世を風靡している。2014年ブラジルW杯は決勝トーナメントに進出。2015年のコパ・アメリカでは優勝の栄冠に導いた。

 サンパオリは同胞であるマルセロ・ビエルサ監督に心酔し、「戦闘力」をベースにチームを作る。戦術基本は1対1にあり、相手よりも走り、戦うことを求める。プレー強度の高さを要求し、球際では決して負けてはならない。そして奪い取った瞬間に、果敢に攻撃を仕掛けられるか。攻守両面のタフネスこそがピッチに立つ条件で、言い換えれば、懦弱(だじゃく)な選手を必要としない。