2016.06.24

もし日本が出場していたら最下位確実!? ユーロ決勝Tは消耗戦に

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki photo by Hara Etsuo

ポルトガルはからくも16強進出。憮然とした表情のクリスティアーノ・ロナウド 北アイルランド、アイルランド、ウェールズ――。イングランドはともかく、その他の英国系のチームが揃って16強入りすることを予想した人はどれほどいただろうか。さらにその北に位置する(英国+デンマーク)÷2的なイメージの小国アイスランドまでカウントすれば16チーム中5チームだ。

 ユーロ2016の大きな特徴と言える。イングランドを除く他の4チームが、本大会出場枠が16から8チーム増の24に増えた恩恵に預かったことは間違いない。従来の大会規定なら予選突破できていない可能性が高い国。にもかかわらず、本大会では16強入りを果たし、存在を猛烈にアピールした。

 どの国も、クロスボール中心の出たとこ勝負型。運を最大の拠り所にするサッカーだ。技術的なレベルは決して高くない。だが、強国に対していい勝負をする。大敗しそうもないことは、キックオフ直後から予想できる。

 モチベーションの高さがまずひとつ。ガレス・ベイルなどごくわずかな者を除けば、普段のクラブの戦いでは、欧州最高峰の舞台(チャンピオンズリーグ)に立つことができない選手たちばかりだ。大舞台でプレーする喜びが、彼らの姿には滲み出ている。