【EURO】ランキング欧州1位。ベルギー国民は本気で初優勝を夢見ている
EURO2016の注目国(5)~ベルギー
トップ下での起用の可能性もあるボランチのフェライニ ベルギーがユーロ本大会の舞台に登場するのは、オランダとともにホスト国となった2000年大会以来、実に16年ぶりのことになる。
当時のベルギーは、仮にホスト国でなければ予選敗退は濃厚と言われるほどの実力しかなかった。実際に大会の幕が開くと、イタリア、トルコの後塵を拝してグループリーグ敗退。そんな屈辱的な結果を前にしても、地元サポーターがそれほど大きなショックを受けた様子を見せなかったのは、裏を返せばもともと大した期待をしていなかったという証拠でもあった。
しかしながら、現在のベルギーを取り巻く状況は16年前とは大きく異なっている。本命不在、実力伯仲とされる今大会に臨むにあたり、ベルギー国民は本気で初優勝を夢見るほど、大きな期待を寄せているのだ。
実際、近年の"レッド・デビルズ"はそれだけの実績を残してきた。たとえば3大会ぶりに出場した2014年ブラジルW杯では、若いメンバーを中心にベスト8に進出。その後に始まったユーロ予選でも、7勝2分け1敗の成績で、ウェールズ、ボスニア・ヘルツェゴビナをおさえて難なくトップ通過を果たしている。
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