2016.04.27

本田圭佑スタメンも最下位に惨敗。新監督も悩むミランの「士気低下」

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari   利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

オフィシャル誌編集長のミラン便り2015~2016(31)

ヴェローナ戦に先発フル出場した本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) 本田圭佑が2試合ぶりにピッチに戻ってきた。しかしミラン自体は最悪だった。祝日(イタリア解放記念日)だった月曜日の午後の試合、ミランは現在セリエAで最下位のヴェローナに敗れ、チームの置かれている状況はより難しいものとなってしまった。

 本田はクリスティアン・ブロッキが監督になってから初めてスタメン入りを果たしたが、そのポジションはシニシャ・ミハイロビッチ時代とは異なるものだった。新監督が彼を投入したのは2トップの後ろ、トレクアルティスタの位置。本田が一番得意とすると言われているポジションだ。

 スタートは悪くなかった。開始20分に本田のミドルシュートがヴェローナゴールを襲い、これはGKにはじかれたが、セカンドボールをジェレミー・メネズがゴールに叩き込む。メネズの1年ぶりのゴールでミランはまず先制した。これがミランの勝利のプロローグとなるとその時は誰もが思っていた。

 しかし時間を追うごとにミランの存在感はピッチから消えていき、後半の半ばにはPKからヴェローナに同点に追いつかれる。そしてなにより驚かされたのは、同点にされてからのミランの非積極的なリアクションだった。