2016.04.17

ナポリを完封。長友佑都のユニフォームがインテルで一番売れる理由

  • マッテオ・ブレーガ●文 text by Matteo Brega 利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

ナポリ戦にフル出場、勝利に貢献した長友佑都(photo by Getty Images) セリエA第33節。2位ナポリをホームに迎えた4位のインテルは2-0で勝利を収めた。長友佑都は先発フル出場を果たしている。

「おめでとうチャンピオン! 我々のもとに残ってくれてすごくうれしいよ! さあ、これから今シーズンをいい形で終えて、来シーズンはみんなで勝利しよう!」

 長友佑都の契約更新の知らせを聞いて、チームメイトのガリー・メデルとファン・ヘススは真っ先にこんなメッセージを送った。

 4月8日に発表されたインテルとの契約更新は3年。長友が32歳になる2019年6月までとなる。長友側もインテル側も望んだ円満更新だった。今年の1月にキャプテンだったアンドレア・ラノッキアが移籍したため、長友は現在のチームの中で所属期間が最も長い選手となったが、この更新で彼が名実ともにインテルの顔となっていくに違いない。また、もし彼がこの契約の最後までプレーすれば、中田英寿の記録を抜いてセリエAで最も長くプレーした日本人となる。

 インテルは常に長友のプロ精神と、様々なポジションでプレーできる柔軟性を評価してきた。それに加えてチームの経営戦略においても、彼は重要な存在となってきている。インテルは今後アジア市場でのマーケティングやマーチャンダイズをより発展させようと計画しているが、その際、チームの中心にアジア人選手を持つことは有利であると判断したのだ。